皆さんこんにちは!
合同会社うさぎの介護用品店、更新担当の中西です。
~「家で暮らしたい」を支える~
「できるだけ住み慣れた家で暮らしたい」
これは高齢になっても、障がいがあっても、多くの人が抱く自然な願いです。福祉用具レンタル業は、その願いを現実に近づけるために発展してきました。今回は、福祉用具レンタルの歴史を“暮らしの変化”と“制度の変化”の両面からたどり、今のレンタルがなぜ必要とされるのかをわかりやすく紹介します
いまは「車いす」「介護ベッド」「手すり」「歩行器」など、必要なものを必要な期間だけ借りられます。でも昔は、そもそも“借りる”という発想が一般的ではありませんでした。
布団の上げ下ろしが大変なら、部屋の配置を変える
段差がつらければ、板を渡して簡易スロープにする
立ち上がりにくければ、柱や家具につかまる
寝たきりになれば、家族が体位変換・おむつ交換
つまり、介護は家庭内の工夫と家族の力が中心でした。もちろんそれは温かい面もありましたが、介護者の負担は非常に大きく、介護される本人も「申し訳ない」と感じやすい状況だったのです
戦後の日本では、生活様式が大きく変化しました。
木造平屋 → 集合住宅や二階建てが増える
畳中心 → ベッドや椅子の生活が増える
大家族 → 核家族化(介護の担い手が減る)
こうした変化により、家庭内の工夫だけでは支えきれない場面が増えます。たとえば、階段が多い家での移動、寝起きがつらい人の起き上がり、浴室での転倒リスクなど…。「生活の場」が複雑化し、専門的な道具が必要になっていきました⚠️
昔の福祉用具は、医療機器に近い位置づけで「購入」が主流でした。ところが、介護の現場ではこうした課題が出てきます。
介護ベッドなどは高額になりやすい
状態が変わると合わなくなる(回復・悪化・体格変化)
使う期間が短いこともある(退院後だけ、骨折の一時期だけ等)
収納や処分が大変
つまり福祉用具は「一度買えば終わり」ではなく、身体状況や住環境に合わせて“変えていく”必要がある道具だったのです。そこで注目されたのが、必要なときに必要なものを利用できるレンタルという考え方でした✨
福祉用具レンタル業の歴史において、最も大きな節目の一つが**介護保険制度の開始(2000年)**です。
この制度により、「介護は家族だけで抱えるもの」から「社会全体で支えるもの」へという方向が強まりました
そして福祉用具は、介護保険サービスの中でも重要な位置づけに。
特にレンタルは、在宅生活を支える“インフラ”のような存在になっていきます。
購入負担を抑えられる
状態に合わせて交換できる
使わなくなったら返せる
専門職が選定・調整しやすい
「合わない道具を無理して使う」リスクが下がり、安全性と自立支援が一気に進んだのです
昔のレンタルが「貸すだけ」だったとすれば、現在は「暮らしを整えるサービス」に近い存在です。
利用者の身体状況に合う用具の提案
家の間取りや動線に合わせた設置
手すり位置の調整、ベッド高さ調整
使用方法の説明・安全指導
定期点検、故障時の迅速対応
状態変化に応じた交換提案
つまり、レンタルは“物”ではなく“安心”を届ける仕事になっていったんですね
介護の目的は「お世話をすること」だけではありません。
本来の大切な目標は、できることを増やし、できるだけ自分らしく暮らすことです。
手すりがあれば、トイレに一人で行ける
歩行器があれば、転倒の恐怖が減る♀️
介護ベッドがあれば、起き上がりが楽になる️
車いすがあれば、外出の機会が増える
福祉用具レンタル業は、この「自立支援」を暮らしの中で実現するために発展してきた歴史を持っています。
福祉用具レンタル業の歴史は、
✅ 家族介護の限界
✅ 住環境・生活様式の変化
✅ 制度(介護保険)の整備
✅ 自立支援の考え方