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皆さんこんにちは!
合同会社うさぎの介護用品店、更新担当の中西です。
さて今回は
~“現場を強くする運用術”~
レンタル事業の要は、安全×スピード×再現性。本記事では、整備SOP・在庫回転・配送設計・記録の標準化・KPI運用・地域連携まで、明日から現場が軽くなる運用ノウハウを公開します。
目次
入庫:外観→可動→電装→消耗品→写真記録
洗浄・消毒:素材別マニュアル(樹脂/金属/繊維)→乾燥室で完全乾燥
整備:トルク管理・摩耗測定・電池容量テスト
検査:二人体制でWチェック→合格タグ発行
保管:防塵カバー+ロット棚、先入先出(FIFO)
出庫:付属品点数・ネジ類・取説同梱をチェックリスト化
車いす:標準×軽量×多機能の3グレードで過不足を防ぐ
ベッド/マット:体圧分散×寝返り補助の2軸でSKUを整理
歩行器:屋内コンパクトと屋外安定型をバランス配備
貸出率×返却率×不良率で死蔵を可視化→B機は販促/下取り/部品取りへ
ルート最適化:エリア×時間帯×階層情報を前日確定
作業時間の見積:ベッド60–90分、車いす15–30分目安
2名作業基準:階段/重量物/設置困難は必ず2名
工具・消耗品:バッテリー予備・スペーサー・アンカー・滑り止めを常備
当日連絡:到着30–60分前にSMS/電話で安心対応
写真多め1枚もの(A4):安全ポイント3つ/日常の手入れ3つ/故障時の連絡先
QR動画:ベッド高さ・ブレーキ・スロープ設置の30秒クリップ
冷蔵庫マグネット:緊急連絡・品名・契約番号の見える化
朝礼5分:昨日のヒヤリ・今日の重点リスクを共有
“止める勇気”ルール:固定強度・段差勾配・床材が基準外なら設置延期
再教育:月1回の固定・移乗・体位変換ロープレ
BCP:停電・災害時の連絡網・代替機搬送手順を年2回訓練
初回対応時間(受電→訪問)
修理/交換ターンアラウンド(受付→復旧)
不具合率(1,000台あたり)
インシデント是正率(対策完了/報告)
在庫回転日数・稼働率
満足度(NPS/アンケート)
→ 1指標=1アクションで翌週の運用に反映。
ケアマネ:毎月の使用感レポートと提案書テンプレを共有
医療:主治医PT/OTのアセスメント要点(座面角度・背張り・褥瘡リスク)を反映
行政/地域包括:試用会・体験会を共同開催、初めての方の不安を低減
未然防止:納品時写真台帳(固定部・接地・クリアランス)を保存
一次対応:24h以内に連絡→状況聞き取り→代替機を持参
原因分類:製品・設置・使用方法・環境で整理→再発防止会議へ
夏:熱中症予防グッズ(送風・吸汗カバー)
冬:防寒・加温対策(フットマフ・電熱パッド※安全に配慮)
退院シーズン:“退院パック”(ベッド+手すり+スロープ)を即納体制で
☐ ルート表・件数・2名作業要否
☐ 製品点検(ブレーキ/バッテリー/ネジ/付属品)
☐ 固定強度・勾配・段差の基準適合
☐ ご家族/介助者へ操作説明・練習
☐ 取扱A4・QR動画・連絡マグネット手渡し
☐ 連絡帳へのサイン・次回点検日の設定
☐ 納品写真の保存・KPI入力
まとめ
整備SOP×在庫設計×配送段取り×安全文化×KPI。この5点が回り出すと、現場は静かに強くなります。まずは**“チェックリストの一本化”と“写真台帳の標準化”**から始めましょう。現場が今日から変わります。