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うさぎのよもやま話~“はじめてでも迷わない”~

皆さんこんにちは!

合同会社うさぎの介護用品店、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~“はじめてでも迷わない”~

福祉用具は暮らしを軽くする道具。でも種類が多くて難しそう——そんな不安を選び方の順番現場のコツで解消します。この記事では、相談→評価→提案→お試し→納品設置→使い方練習→フォローの一連の流れと、安全チェック・サイズ計測・料金の見方までを“そのまま使える型”でまとめました。


1|まずは“困りごと”から逆算する

  • 移動:杖・歩行器・車いす・電動車いす

  • 移乗・体位変換:手すり・スライディングボード・介助リフト

  • 起き上がり・寝返り:電動ベッド・マットレス・サイドレール

  • 入浴・排泄:シャワーチェア・浴槽手すり・ポータブルトイレ

  • 段差・玄関:スロープ・段差解消機・手すり工事
    “したい生活”(例:自分でトイレ、家族と外食)を起点に道具を選ぶのが最短です。


2|導入フロー(初めての方向け)️

  1. 相談:電話/LINE/訪問で状況をヒアリング

  2. 生活環境評価:家の間取り・段差・動線・介助量を確認

  3. 提案・見積:複数案でメリット/注意点を比較

  4. お試し無料/短期トライアルで相性確認(可能な範囲)

  5. 納品設置:床・壁強度やスペースを確認し安全固定

  6. 使い方練習:ご本人・ご家族・介護者で反復練習

  7. フォロー1週間→1か月→以後定期で調整・点検

ケアマネジャー様と連携し、計画書と用具を一つの物語にします。


3|“サイズが合えば8割うまくいく” 計測ポイント

  • 車いす:お尻幅+2〜3cm、座奥行=膝裏−3〜5cm、フットレスト高は踵+2〜3cm

  • 歩行器:グリップ高=手を自然に下ろした手首の高さ

  • ベッド身長×寝返り幅+介助スペース(片側45〜60cm目安)

  • 手すり:握り径30〜36mm、高さ75〜85cm(個人差あり)

  • スロープ:勾配1/12〜1/15を目安、着地幅と回転半径も確認


4|納品時“安全・快適”チェックリスト ✅

  • 転倒リスク:滑り・ぐらつき・配線のひっかかり無し

  • 避難動線:夜間も通れる照度・幅の確保

  • ブレーキ/ロック:車輪・キャスタの作動良好

  • 体圧:マットレスの沈み過ぎ/底づき無し

  • 介助高さ:腰を痛めないワーキングハイトに調整

  • 取扱説明:ご家族も1回以上操作練習

  • 緊急連絡:故障・異音・痛みが出た時の窓口共有


5|衛生・メンテナンス(レンタルでも安心)

  • 入念洗浄→消毒→乾燥→機能点検→個別包装の工程を徹底

  • 消耗品(クッションカバー・防水シート等)は交換サイクル管理

  • 電動機器はバッテリー診断・通電試験を記録


6|料金の見方(ざっくり)

  • レンタル料:月額。介護保険をご利用の場合、自己負担1〜3割が一般的(要件により異なります)

  • 購入品:ポータブルトイレやクッション等は販売になることも

  • 付帯費:納品・回収・メンテ費の有無を見積で確認

  • 支払い方法:口座振替/請求書など、手間の少ない方法を選べます

※保険の適用範囲は個別状況で変わります。詳細はケアマネ/自治体にご確認ください。


7|よくある質問(FAQ)

  • Q. 短期間だけ借りたいスポット・短期プランをご案内します

  • Q. 故障時は?代替機をご用意し、即日/翌営業日対応を目安にしています

  • Q. 家が狭い折りたたみ軽量型など、撤収しやすい機種をご提案

  • Q. 合わなかったら? → 別モデルへ交換・再調整が可能です


まとめ
福祉用具は**“したい生活を叶えるスイッチ”。困りごと→計測→お試し→設置→練習→フォローの順で進めれば失敗は最小に。まずは一番困っている場面**を教えてください。最短ルートでご提案します。